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●時間がないので10秒で終わるうろ覚え6話感想。

・『愛してる』ご馳走様です
・ロロ可愛いロロ可愛いロロ可愛い
・かぐや様にはなんだか枢木と同じ血を感じる
・ラクシャータ大好きです。色っぽいおねーさま大好き!
・私は何度カレンに惚れ直せば良いのか…王子様…っ
・『いったあぁぁぁあああい』のロイドさんにトキメキすぎる
・ルルーシュの心が折れるのは想定内でしたが、私の心まで折れるのは予想外でした
・OP/EDは我慢するので、スザクはしばらく本編出ないで下さい。もしくはるるくるの可愛いスザクのテンションでお願いします。本当にもう、涙出る。だって女の子以下略
・ナナリーは何も悪くない…と思う
・次週→ロロルル、カレルルに期待。
・総括→胸が痛いのでカレンを心の支えにしている今日この頃です。

ルル・ナナについては思うところがたくさんあるんですけど、もうちょっと考えたいです(考えてるうちにどんどか本編が進む恐怖)

●以下、こっそりスザルル百合騎士設定パラレルSSです。
この設定、ブログにアップしたことあったかな…?(曖昧)
相方がジノルルが好きなので頑張ろうと思ったら、明らかに何かを間違えました。
サイトにアップするほどのものでもないので、とりあえずここに収納しておきます。

今夜は課題をやらないといけないんですが、まったくやる気が起きません。
写真部とか更新してたら…課題が奇跡的に早く終わったか、課題を捨てたものと思って下さい…。

+ + + + + + + + + +



※スザルルどっちも女体化ですのでご注意!




<レディの作法>





私の脚にガラスの靴なんて不必要。
欲しいのは、シンデレラのピンチに駆けつける、駿馬のようなそれだけなの。





























それはいつも通りの朝だった。
スザクがルルーシュの部屋まで起こしに来て、名前を呼んでキスをくれるまで狸寝入り。
クロヴィスが出張で留守なのを良いことに、自室でスザクと二人きりの朝食。
食べ終わってから行儀悪くパンケーキの蜜を指で掬い、スザクの口元に持っていけば、ミルクを与えた子猫のようにペロペロと指を舐めてくれた。
手のひらまで真剣に舐めるスザクが可愛くて、ルルーシュもスザクの唇に残るチョコレートソースに舌を這わせた。

甘い甘い時間を惜しみつつ、公務につくために服を着替え、「今日は特派には午後から顔を出せば良いから」と言うスザクと二人で政庁に向かう。
ルルーシュにとってイレギュラーの要素のない、ごく当たり前になった光景だった。
廊下にカツカツと硬質な音が響いて、ルルーシュはふと、何とはなしに違和感があるように感じられた。
後ろに控えるスザクを振り向くと、やはりいつもより視線の位置に違和感があった。
首を傾げて己の愛しい騎士の足元を覗き見て、その正体がわかった。

「今日の靴はピンヒールなんだな。おまえにしては珍しい」

「うん。なんか今日は履いた方が良いなって…虫の知らせってやつ?」

いつもは俊敏で確かな活動のために、スザクは低く太いヒールのブーツを好んで選ぶ。
式典などがある時すら、主であるルルーシュが少しくらい着飾れと言っても頑なに従わなかった彼女にしては、本当に珍しいことだ。
そのスザクの足元が今日は、甲にかかる細いベルトに小さな宝石が嵌ったセンスの良いもので、しかし騎士としての節度を外れない程度にシックな黒色の、高いピンヒールのパンプスだった。

「やっぱり、変かな?」

柔和なベビーフェイスにありありと困惑を浮かべるスザクは、ルルーシュの贔屓目なしに可愛かった。
ずっと軍隊に所属していたために、お洒落をしたり可愛い服を選んだり、そんな年相応なことが出来ずにいたスザクのその変化は、おのずとルルーシュを微笑ましくさせた。
それを否定するなんて論外だ。

「そんなことない。スザクによく似合っているよ。特にそのベルトがすごく素敵だ」

「本当に?」

「ああ、おまえは普段からそれくらいお洒落したって良いんだぞ?公務以外はスニーカーなんて色気もないし」

「で、でも僕、可愛い洋服とか持ってないよ…」

「あ、そうだ。なら今度の休暇に一緒に揃いの靴でも買いに行こうか。そしたらスザクに似合う洋服も……」

ルルーシュの言葉に、ぱっと花が咲くように笑顔になったスザクに嬉しくなって、ルルーシュまでとろけるような笑みを浮かべて、らしくもなく思った提案を並べてみたら、みるみるうちにスザクの顔が険しくなっていった。
何か癇に障ることでも言ったのかとルルーシュがおろおろし始めると、背中にどんと強い衝撃が走った。

「………っぐ」

「姫様たっだいまーっ!!ジノ・ヴァインベルグ、ただいまエリア6の征伐から帰還しましたー!」

キンと頭に響く大声が耳元で弾ける。
振り向くまでもなく、それはナイト・オブ・ラウンズのナンバースリーだった。

「…っ、ジノ!帰還の挨拶は良いが無闇やたらにスキンシップは取るなと
あれほど!!」

「スザクも久しぶりー!なーなー、今日ナイトメアの模擬戦やんねー!?ってか今日なんか可愛いなスザク!」

「人の話を聴け!!そして離れろ!!」

「冷たいなールルはー!良いじゃん幼なじみなんだしー」

「わかったから近寄るな触るな離れろっ、暑苦しいんだ」

おまえは、とルルーシュが言い終わる前に、ひゅん、と冷たい風が軽やかにスカートを翻した。
同時に、何かが砕けるようなものものしい轟音とともに、ルルーシュの背後にいた鬱陶しいことこの上ない人影が離れた。というか、倒れた。

「………っ!!!!い、いだい、それは地味にいったい…!!!!」

ジノは地面にうずくまり身悶えている。
痙攣するブーツの先には、まるで吸血鬼の胸に穿つ杭のように、スザクのヒールが深々と突き刺さっていた。
それでもまだ足りないと言わんばかりに、スザクは全体重をかけてぐりぐりとその踵をねじ込んでいる。

「…ジノ?何勝手にルルーシュ殿下に触ってるの僕のルルーシュにラウンズだからって許されると思ってるのかい皇帝が許しても僕が許さないって何度言わせるの。このお気楽道楽能無し愉快金髪三つ編み貴族様が。これだから男なんて男なんて男なんて男なんて」

もともと中性的な低さのスザクの声が地を這うようにどす黒い。
ルルーシュに背を向けた状態であるのでスザクの表情は窺えないが、踏みつけられているジノはもはや瀕死のていである。

「す、スザク…?」

恐る恐るルルーシュが声をかけると、スザクの動きが一瞬止まり、トドメとばかりに脚を振り上げた。

(あ、ベルトの飾り石が…)

多分とても痛いだろうなぁ、とルルーシュが思った時には、見事にジノの臑は蹴り飛ばされていた。
カツンとしなやかに足首を鳴らして、スザクはくるりと振り返りにっこりと笑った。
それは装ったきらいすらない、無邪気で非常に愛らしい笑顔だった。

「えへ、やっぱり今日はピンヒール履いてて正解だったね」

ルルーシュに褒めてもらえたし、害虫退治もできちゃった。
歩きにくい分、本当にピンヒールの威力ってすごいよねぇ。

そう言って至極満足げ微笑むスザクを見て、とりあえず次の休日のショッピングの予定は変更した方が良さそうだと、仕事前に変な汗をかいたルルーシュは切実にそう思った。










fin.

***

誰かお洒落の概念をスザ子に教えてあげて下さい。byルル子
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